SDGsへの取組み

SDGs(持続可能な開発目標)とは、SDGs(持続可能な開発目標)とは、2015年9月に国連サミットで採択された2030年までに持続可能でよりよい世界実現を目指すための国際社会共通の目標のことです。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として残さないことを誓っています。
私たち、マック食品もSDGs達成に寄与できるよう様々な活動に取り組んでいます。

品質保証体制

ISOを取り入れた安全・安心への取り組み

継続的な品質向上活動に取り組むとともに、顧客満足のさらなる向上を目指して、2010年11月に国際的な品質マネジメントシステム「ISO9001:2008」の認証を取得し、2017年10月に、「ISO9001:2015」に登録更新を致しました。

品質管理に関する方針

  1. おいしさの追求

    原料の安全性、品質、産地などを吟味して原料の品質検査を行うとともに、生産ラインのポイントを管理して品質アップを図っています。

  2. 商品の品質安定性

    毎日、商品ロット毎にテクスチャーや味覚を確認し、厳重な品質管理検査を実施しています。

  3. 食品衛生の強化

    全従業員に衛生教育を実施し、食品衛生レベルを高く維持しています。

  4. コンプライアンスの徹底

    食品衛生法を中心に、法令の遵守を徹底しています。

さらに、お客様に安全で安心していただける商品をお届けするため、2021年8月に全4工場において、食品安全マネジメントシステム「ISO22000:2018」の認証を取得しました。
全4工場で統一したシステムの運用・管理を行うことより、リスクや年々関心が高まる食の安全性に一体となって、対応することが可能となります。
全従業員が強い意識を持ち、継続的な改善を実現することで、安全・安心な高品質の商品、サービスをお届けできるよう努めて参ります。

  • 品質規格:
    ISO9001
    認定機関:
    JAB(日本/日本適合性認定協会)
    認証機関:
    SGSジャパン株式会社
    認証範囲:
    豆腐類、麺類、蒟蒻類、総菜の設計及び製造
    ※各工場における軽作業・補助作業を除く
    登録範囲:
    全事業所(本社、前橋工場、力丸工場、粕川工場、下仁田工場、首都圏営業部)
  • ※ISO22000とは

    衛生について国際的に管理手法として用いられているを基に、お客様へ安全な食品提供を可能することを目的とした国際規格です。

CO2排出量削減の取り組み

工場で商品を製造するには、多くのエネルギーが必要です。
設備やエネルギー源の見直しを行うことで、効率的、且つ、環境に負荷が少ない活動に繋げています。

エネルギー転換によるCO2排出量の削減

ボイラー(粕川工場)

ボイラー(粕川工場)

エネルギー源の見直しとしては、ボイラーの使用燃料を重油及びLPG(液化石油ガス)から都市ガスを含むLNG(液化天然ガス)に切り替える設備工事を行っております。
2019年には、力丸工場と粕川工場の燃料転換工事が完了しており、2022年5月には、前橋工場も完了しました。
「LNG」は、不純物をほとんど含まない環境にやさしいエネルギーです。
この取り組みにより、エネルギー効率が向上し、CO2排出量削減に繋がっています。

消費電力の削減によるCO2排出量の削減

業務活動によるCO2排出量を削減するため、各工場や事務所などにおいて、照明のLED化や人感センサー化への取り組みを進めています。

電気使用量を抑えられるLED照明は、従来の照明と比較して、長寿命で消費電力が約40%と抑えることができます。LED照明に交換することで、照度が高くなり明るいので、工場での検品作業等の作業が行い易くなりました。
また、人感センサーを導入し、照明を自動化することで、無駄な照明や消し忘れが無くなり、照明電力消費削減を図っています。

  • LED証明

  • 人感センサーにより証明を自動化

環境負荷低減の取り組み

資源の枯渇や地球温暖化など環境の負荷が大きな問題になる中で、環境に配慮した事業活動を行うことも企業の社会的責任のひとつです。
マック食品においても、環境負荷低減に向けて様々な取り組みを行っております。

バイオマスエネルギーの活用

メタンボイラー

メタンボイラー

粕川工場に、バイオマスエネルギー装置であるメタンボイラーを導入し、廃水を浄化する際に発生したメタンガスを工場の燃料として再利用しています。
資源を有効的に使い、省エネルギー化に繋げています。

おからの活用

豆腐や油揚げなどを製造時には、必ず「おから」が排出されます。「おから」には、タンパク質や食物繊維などの栄養素がたっぷりと含まれています。
マック食品では、「おから」の再活用・再利用を進めています。

有効的に再資源化へ

余剰の「おから」は、水分を10%以下まで熱風乾燥させて、主にキノコの菌床や家畜の飼料、ペット(猫)用のトイレ砂の原料として利用されています。

  • 熱風乾燥すると30%に減量

  • ペット(猫)用のトイレ砂

環境に配慮した商品開発

プラスチック削減

商品企画面では、新商品や既存品のリニューアルに際し、包装の簡素化などの見直しも行い、安全性やお客様にとっての使いやすさにプラスして、環境に配慮した包装形態に順次変更しています。

具体的な取り組みとして、鍋用ラーメン等に使用していた内トレーを無くしたことや、焼そば商品において、外袋を巾着包装からピロー包装へ変更することで、プラスチック使用量の削減を行っています。
このことは、お客様の家庭ごみの量の削減へも繋がっています。

今後、バイオマスプラスチックを使った包装資材やラベルの使用を検討するなど、限りある資源を最大限活用し、環境への負荷を極力抑える取り組みを続けて参ります。

鍋用生ラーメン(秋冬商品)

食品ロス削減

日本では、食品ロスを経済・社会の諸課題と密接に関わる重大な問題とし、取り組みが強化されてきました。2019年10月には、消費者庁より「食品ロス削減推進法」が施行されました。
弊社においても、廃棄される食品を削減するために、商品の賞味(消費)期限を延長する取り組みを行っており、「肉厚国産大豆手揚げ風油揚げ1枚」や「3玉ゆでうどん」、ラーメンや冷し中華など生中華めんの商品において、製造工程の見直しし、賞味(消費)期限の延長を実現しました。
本取り組みを通じて、ご家庭での賞味期限切れによる廃棄などの食品ロスの削減に貢献していきます。

※肉厚国産大豆手揚げ風油揚げ1枚:消費期限:製造日から5日→製造日から21日へ。

※3玉ゆでうどん:賞味期限:生産日から15日→製造日から21日へ。

※生中華めん(ラーメンや冷し中華3食入):製造日から21日→製造日から30日へ。

水資源への取り組み

工場排水の浄化

力丸工場

活性汚泥処理 → 藤川へ放流(力丸工場)

工場で製品を製造するには、水は欠かせない資源であり、その保全は重要な課題であると認識しています。
マック食品では、各工場に排水処理設備を設置し、工場から排出される水は、法令基準値まで浄化し、自然(河川)に戻しています。

    

※好気性微生物を利用した「活性汚泥法」により、水中の有機物を処理しています。